
空の旅を充実したものに。
航空系カード紹介2枚目は、ANAアメリカンエキスプレスカードになります。
航空系のクレジットカードを持つことは、オトクにマイルを貯めて、そのマイルで特典航空券と交換することでタダで飛行機に乗れちゃうのがマイラーの主な目的になります。
数多のANAカードがある中、ANAアメリカンエキスプレスカードはどのぐらいのスペックなのか。一度は保有したことがあるクレカまるが解説していこうと思います。
基本スペック オススメな人

| 項目 | 詳細 |
| カード名 | ANA アメリカンエキスプレスカード |
| 年会費 | 7,700円 |
| 国際ブランド | AmericanExpress |
| 還元率 | 1% |
| ポイント種類 | メンバーシップ・リワードポイント→ANAマイル |
| 公式HP | ANAアメリカン・エキスプレス|アメリカン・エキスプレス |
- 入会キャンペーンでスタートダッシュを決めたい人
- ポイントを無期限で時間をかけてマイルを多く貯めたい人
- 空港ラウンジ利用したい人
- 充実した保険で安心したい人(年会費の割に)
- アメックスブランドに憧れていて、年会費少な目で持ちたい人
入会キャンペーンが充実

ANA提携カード全般に言えますが、とにかく入会キャンペーンが充実しています。
2026年3月時点で、4月14日までに入会した方に、合計35,000マイルを獲得できるキャンペーンが開催されています。
- 入会特典で1,000マイル
- 入会後3ヵ月以内に10万円利用で1,000ボーナスポイント
- 入会後3ヵ月以内に30万円利用で5,000ボーナスポイント
- 入会後3ヵ月以内に50万円利用で6,000ボーナスポイント
- 入会後3ヵ月以内に70万円利用で15,000ボーナスポイント
- 通常利用70万円分の7,000ポイント
3ヵ月以内に70万円だと月に23万円以上の利用が必要で一般的な家庭であれば、なんとか届くのではないかなと思う金額です。
ただ、後述するAmericanExpressは公共料金の支払に厳しく、ポイント還元されないあるいは還元率が下がるので、月の固定費でこの70万円のあてにしてしまっていると、通常利用分の7,000ポイントが下がってしまうので以外とあれっ?少ないとなってしまわないように注意が必要。
それでも、35,000マイル相当のポイントとマイルが手に入るので、ローシーズンのハワイに往復で行けちゃうマイル数が入会後3ヵ月で貰えるのは、なかなかオトクです。(ポイントが反映されるのはもう少し後だけど)

ただ、70万円以上の決済ができるような人であれば、上位カードのゴールドカードや他のブランドのゴールドカードの入会特典を狙った方が、より多くのマイルを獲得できます。
年会費は地味に高い7,700円

年会費は、一般カードの中では脅威の7,700円になります。
他のブランドの一般カードでは2,000円台が相場ですが、3倍ぐらいの年会費がかかります。
とはいえ、サービスはゴールドに近い特典もあるので、7,700円が高いかどうかはあなた次第です。
月に均すと641円。何かサブスクを辞めれば捻出できる金額ですね。
還元率は1% ただし、マイルへの交換は別途手数料が必要

ANAアメリカンエキスプレスカードは基本還元率は1%になります。
何回か当ブログで書きましたが、世の中では、0.5%還元が普通、1%還元は高還元、1%以上は超高還元と言われています。
そんな中、このカードは1%の還元率なので、高還元の部類に入ることになります。
ANAカードを作る人は基本的にマイル交換を目的にカードを発行するので、交感のしやすさや交換率を参考にするのですが、このANAアメリカンエキスプレスカードは1,000ポイント=1,000マイルで交換できるので、マイルにしやすい点では合格点ではないでしょうか。

ただ、マイルに交換にするためには年間6,600円かかるポイント移行コースに登録しないといけないので、そこまで考えると年会費は7,700円にプラス6,600円で14,300円と他のゴールドカード並みの年会費まで上がってしまいます。
マイルに変える年だけ、ポイント移行コースに登録することで6,600円は抑えることができますが、正直めんどくさいし、登録2年目以降は自動更新なので自分で登録解除の手続きが必要になります。よりめんどくさい...。
ポイント移行コース登録でポイント有効期限が無期限になる

ただ、ポイント移行コースに登録するのはデメリットばかりではなく、移行コースに登録するとポイント有効期限を無期限にできるという最大のメリットを受けることができます。
通常であれば、ポイント有効期限が3年ですが、ポイント移行コースに登録し続けることで永久にポイントを貯めることができ、より多くのポイントでマイルに交換できて、遠くの国に行けたり、ビジネスやファーストクラスで旅行することができます。
以前紹介した、ANAJCBワイドゴールドカードのJ-POINTの有効期限が3年で、マイルの有効期限が3年の計6年が最大の期限なのに対し、ANAアメリカンエキスプレスカードは、期限を気にせずポイントを持っておき、来るべきタイミングでマイルに交換して3年以内に使い切るというテクニックを使うことができます。

陸マイラーだと、地上での決済しかマイルを貯められないので、一般的なカード利用だけだと6年間で10万マイル貯まるかなってとこだけど、期間を気にせずに10万マイル以上をじっくり貯めることができます。
6年も貯めてそんなにマイルしか貯まらないんだったら、もうマイルを貯めるのは諦めた方が良いという声は聞かなかったことにします(笑)。
入会と継続ボーナス、さらにフライトマイルでボーナスマイル付与

入会で1,000マイル、2年目以降も継続することでボーナスマイルが1,000マイル付与されます。
1,000マイルは10万円決済と同等なので地味に威力のあるボーナスです。
さらにANA便を利用することで、フライトマイルにプラスして、「区間マイレージ10%」がボーナスマイルとして加算されます。
より飛行機に乗る人には、オトクにマイルを貯めることができるということですね。
ポイント移行コース登録込みの年間維持費に対してと考えると、ANAJCBワイドゴールドカードは入会・継続ボーナスで2000マイルですし、区間マイレージボーナスは25%の上乗せになるので、ボーナスで見ると弱いかなという印象。
空港ラウンジが利用できる

空港ラウンジはほとんどがゴールドランク以上のカードを持ってないと利用することができないのですが、ANAアメックスだと一般カードのランクでも、空港ラウンジを利用できます。
カードと当日の搭乗券を提示することで、同伴者1名まで利用可能になります。
ただし、国内13空港と海外1空港のラウンジになるので、空港利用の前に利用できる空港か確認をしてみてください。
一般カードで利用できるのは良いですが、この年会費を払っていることを考えれば当然っちゃ当然である気はします。
手荷物無料宅配サービスと空港クロークサービスが利用できる

手荷物無料宅配サービスは、自宅から空港にと空港から自宅に手荷物を無料で配送してくれるサービスになります。
利用できる空港として、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の3つになります。どれも国際線の空港になりますので、海外旅行で効力を発揮する特典です。
海外旅行では、衣服等の荷物やらお土産やらで荷物が多くなりがちで、それを疲れた身体で運びながら帰路に就くのはなかなか難儀なものですが、このカードがあれば楽をして自宅に帰ることができます。
また空港クロークサービスは、乗り継ぎ便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所で荷物を無料で預けることができます。

地味にうれしい特典で、意外と海外旅行では遠い国になればなるほど、直行便ではなく乗り継いで目的地に行くことが多いですが、乗り継ぎって意外と待ち時間が長いんですよね。
そのときに空港内のお店とかに立ち寄ったりするのですが、そのときに荷物があると動きづらいので不便だったりします。
そこで手荷物を預けることができれば、乗り継ぎ時間もストレスなく過ごすことができます。
空港ってこういう細かいストレス多いんですよね。それを少しでも解決できるなら解決した方が良いですね。
海外で24時間電話サポート

グローバルホットラインという名称のサービスで、日本語で電話サポートしてくれます。
カードの紛失やパスポートの紛失などのトラブルや、病気になった際の医療機関の紹介や何ならレストランの予約だってしてくれます。
カード紛失とか、パスポート紛失とかのトラブル時はめちゃくちゃ助かると思います。パニックになっていると思うので、冷静にどういった行動を取れば良いかアドバイスしてくれるのは安心感半端ないですよ。
付帯保険が充実(年会費の割に)

旅行系のカードには、付帯保険の充実度も気になるところですが、このANAアメックスの付帯保険はそこそこの保険が付いています。
| 死亡・後遺障害 | 最高3000万円 |
| 傷害治療保険 | 100万円 |
| 疾病治療保険 | 100万円 |
| 賠償責任 | 3000万円 |
| 救援者費用 | 200万円 |
| 携行品損害 | 30万円 |
旅行保険で一番見るべきポイントは、傷害と疾病治療保険がどれくらいかというところなのですが、ANAアメックスは両方とも100万円と心細い補償内容になっております。
年会費無料のエポスですら200万とか270万円の補償が付いているので、この内容は非常に残念。
他の保険は良い

旅行保険は残念な感じですが、他の保険はそこそこ充実しています。
その一つはショッピングプロテクションで、
国内外を問わず、このカードで支払ったほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入から90日間であれば、年間最高200万円まで補償してくれます。
1事故につき、1万円の免責(自己負担)がかかりますが、それで済むなら安いもんです。痛いけど
破損や盗難があったら、通話料無料の問い合わせ窓口に電話をして手続きをすればOKみたいです。
スマートフォンも対象になるので、最近のスマホは10万越えはしてくるので、これは大きい補償です。ANAJCBワイドゴールドカードにはない補償ですね。
もう一つは、オンラインプロテクションで第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引に関しては、原則として金額を負担しなくて良いという保険も付いています。
昨今、カードを持っているだけで不正使用の被害を受けるというとんでもない時代になっています。
計算ツールかなんかわかりませんが、片っ端からカード番号を弾き出して勝手にカードを使われるという、番号を盗み見されなくても被害に遭ってしまう世の中ですが、この保険があればちょっと安心ですね。
世の中便利になれば、新たな犯罪も増えてしまうのが世の流れです。対策のしようがないですが、こういう保険があると良いと思います。
デメリット

ここまで、このカードの良い点を中心に書いてきましたが、次はデメリットについて書いていきます。
メリットばかり見て選ぶのではなく、デメリットを見た上で自分に必要かどうか判断してください。
- 年会費はやや高い。ポイント移行コースに登録すればさらに年会費が上がる
- 電子プリペイドマネーへのチャージが還元対象外
- 水道光熱費・税金等の支払は0.5%還元にダウンする
年会費がやや高い

年会費が7,700円という地味に高い年会費がかかります。
年間なので7,700円は社会人にもなればそんなに高いものでもないと思います。
ですが、このカードの最大のポイントはポイント移行コースに登録すると、ポイント有効期限が無期限になるところです。
ただ、その無期限にするためやマイルに交換するために6,600円(年間)払わないといけなくなるので、計14,300円になってしまいます。
そこまでしてしまうと、ANAのJCBやVISA、Mastercardブランドのゴールドカードにした方が良いかなと思ったり、思わなかったり。
6,600円払わずともポイント期限が無期限にさえなってれば、完全にANAアメックス一択になってるんですけどね。惜しい。
あとは、年会費7,700円なので、特典的にはやっぱりパッとしないものばかりな印象。年会費ケチって7,700円にするなら、1万や3万ぐらい出して良い特典貰った方が将来的に豊かになると思います。そういった意味でこの内容で7,700円はちと高い気がします。
電子プリペイドマネーチャージが還元対象外

ポイ活の世界になるので、クレカまるはあまり踏み込めていないのですが、楽天Edyへのチャージとかで他のカードではポイント還元もされるのですが、ANAアメックスはというかアメックス自体なのか、こういうところでのチャージは還元対象外な場合が多いです。
電子プリペイドは、カードを出さなくても支払いができるので非常に便利なのですが、ANAアメックスを持つとこれらの電子マネーは使うともったいないということですね。
水道光熱費・税金・国民年金支払いで還元率ダウン

月々の大きな固定費である水道光熱費や、国民年金の支払でこのカードを使うと還元率が1%ではなく、0,5%に還元率がダウンします。
税金でも同じでふるさと納税でも同じく還元率が下がってしまいます。
つくづく、個人事業主泣かせのカードですね。ちなみにNHKの支払は還元対象外になります。
通帳の刑の恐れ

AmericanExpress全般に言えることですが、カードの利用金額がいきなり増えすぎたりするとカードを利用停止にされてしまうことがあります。
どこでカードを利用したのかというのもあるみたいですが、カードを一時的に停止させられると、ご自身の資産状況や給料明細、貸借対照表等をAmericanExpressに提出して、再度審査が通れば再び利用できるという一連の流れが通帳の刑というらしいです。
AmericanExpressは一律の利用限度額を設けていないので、利用実績や年収などを総合して限度額が判断されます。
それまで月10万円ぐらいの利用だったのに、いきなり100万円の買い物とかをすると止まってしまうこともあるとかないとか。
金額が大きい決済をする際は、事前にAmericanExpress側にそういった決済をするということを伝えておくと、通帳の刑を免れるらしい...desu。
ANAカードを初めて作るという方にはオススメかも

年会費同様、中途半端な特典と書きましたが、ANAカード初心者であれば、このぐらいの年会費でそれなりにマイルが貯まっていくので入口としては良いかと思います。
使いこなそうとすればするほど、微妙に感じてしまいますが、そもそも初心者にとってはカード決済ができてそれでマイルが貯まればすごいことじゃないの?ということを経験するだけでも価値のあるカードだと思います。
そこから、ゴールドカードに切り替えたり、全く別のカードに変えたりと自分なりの最適解を見つけていくのがクレカ人生だと思っています。
今後も忖度なしでカードの情報を発信していきたいと伝えて終わりにします。