
ANAマイルを効率良く貯めるには、ANAのカードを利用していくのが一番ですが、ANAカードもたくさん種類があります。
以前にANAJCBワイドゴールドカードと、ANAアメックスカードを記事で紹介しましたが、今回は3つ目のカードになります。
他のANAカードについての記事はコチラ
ゴールドカードということと、もともとのランクが高いAmericanExpressブランドである当カードはどういった人が持つべきなのかを解説していきたいと思います。
結論 : 特典は良いんだけど、年会費高杉晋作

このカードを初めて見た時、まず思ったのは年会費が高額ということ。後述しますが、34,100円はさすがに高すぎで、年会費の金額は最悪目をつぶっても良いんだけど、他のブランドVISAやMastercard、JCBのゴールドランクのカードと比べても特典はそこまで変わらない。
その割に年会費が他のブランドと比べて2倍以上するのはどうなのかっていうところに、このカードは金を持て余したブルジョアカードなんだという結論に至りました。
特典だけ見れば、普通に良い。良いんだけど他のブランドでも遜色ないよって話。他だと15,400円で持てますからね。
だから、他のサイトを見てみると年会費は高いけどそれを超えるパフォーマンス!!なんて謳っている人もいますが、正気か?と正直思ってしまいます。そういう人はもう、お金を持て余して特典しか見てないブルジョアなんだと思うようにしました。
ANAアメックスゴールド 損する人 得する人

ANAアメックスゴールドの基本スペック

| 項目 | 詳細 |
| カード名 | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード |
| 年会費 | 34,100円 |
| 国際ブランド | AmericanExpress |
| 還元率 | 1% |
| ポイント種類 | メンバーシップ・リワードポイント→ANAマイル |
入会キャンペーンが充実

ANAカード全般なのかどうかわかりませんが、マイルを大きく獲得できる入会キャンペーンが頻繁に行われています。
少し前だと、最大10万マイル獲得できるキャンペーンをやっていて、10万マイルだとヨーロッパを2往復できるマイル数になります。
残念ながら、4月20日現在はそのキャンペーンが終了していて、今は最大68,000マイルを獲得できるキャンペーンに変わっています。
ハワイなら楽に往復できます。
現在、キャンペーンのマイルの詳細は以下になります。
- 入会特典で2,000マイル
- 3ヵ月以内に合計60万円利用で16,000ポイント
- 3ヵ月以内に合計100万円利用で12,000ポイント
- 3ヵ月以内に合計180万円利用で20,000ポイント
- 上記に加えて通常利用180万円の還元で貰える18,000ポイント
なるほど完璧な特典っすね~。凡人じゃ3ヵ月以内に180万円利用が不可能だという点に目をつぶればよぉ~~

そうなんです。この入会キャンペーンはすごく豪華な特典に見えてしまえるんですけど、すべて獲得するのとなるとものすごくハードルが高くなります。
3ヵ月で180万だと、1ヵ月60万円利用しないといけない金額ですから、そんなに利用できる人は限られると思います。
少し前にやっていたキャンペーンでも、3ヵ月200万円利用すると合計10万マイル獲得でしたから、お金持ちのブルジョアでしかこのカードのキャンペーンを最大限活用できないようになっています。

そこで、足切りを行っているのかもしれませんね。貧乏人は持つ必要ないと言うのが、このカードのメッセージです。
ただ、3ヵ月で60万円利用でも、ギリギリできなくもなく、これで合計24,000マイルにはなるので、それでも良いって方は申し込んでも良いかもしれません。
年会費は高額の34,100円、家族カードは17,050円

このカード最大のデメリットである年会費は34,100円になります。
以前紹介したANAJCBワイドゴールドカードは15,400円なので、それよりも倍以上もする年会費になります。
月に均すと2,842円。ちょっと安いとは言い難くなってくる値段になります。
ここまで年会費がかかってくると、セゾンプラチナアメックスやアメックスゴールドプリファードにした方が良いのではと思うぐらいになってきます。

アメックスブランドとはいえ、せめて年会費25,000円前後であればまだ選択肢に入ってくるんですけどね。
還元率は基本1%、ANAの航空券での利用で3%還元

還元率は基本1%になります。
高還元の部類になりますが、他の1%でなんならANAアメックス一般カードも1%なので、そこでの優位性はないです。
他のブランドのゴールドカードとの違いとしては、ANA航空券購入時にこのカードを利用すれば、3%の還元を受けられるようになります。
通常還元で1%、ANAグループ利用で1%、ANAカードマイルプラスで1%の合計3%になるカラクリ。
ANAJCBワイドゴールドカードだと2%なので、ここは優位性が取れそうです。
ポイント移行コース登録の手数料はいらない

ANAアメックス一般カードであれば、ポイントをマイルに交換する際にポイント移行コースに登録する必要がありましたが、それが年間6,600円必要でした。
それが、ゴールドになればその金額が必要でなく、いつでもポイントをマイルに交換することができます。
また交換ポイント数の上限もなく、他のアメックスのゴールドプリファードがポイントをマイルに交換する際は、年間40,000ポイントまでという制限があるので、マイル交換に特化しているカードになります。
ポイント有効期限が無期限

ANAアメックス一般カードでは、ポイント移行コースに登録すれば、ポイント有効期限が無期限になるという使用でしたが、このゴールドカードはすでに登録されている状態なので、ポイント有効期限が常に無期限の状態になります。
ポイントを貯めるだけ貯めて、必要な時に一気にマイルに交換していくということもできます。
マイルに交換してしまうとそこから有効期限が3年になる点には注意してください。
追加費用なしでポイント有効期限が無期限であるというのは、大きな優位性を取れるポイントです。他のANAゴールドカードにはちゃんと有効期限はありますからね。
年間300万円利用でANASKYコイン10,000コイン獲得

ポイントの還元だけでなく、別の形で還元してくれるのがこのANAアメックスゴールドです。
毎年12/31までに、300万円以上利用すると、翌年3月末ごろにANASKYコイン10,000コインが獲得できます。
さらに500万円利用することで30,000コインを獲得することができます。
このSKYコインはANA航空券やANAが販売している旅行商品と1コイン=1円として利用することができます。
300万円利用すれば、1%還元の30,000ポイントにプラスして、10,000SKYコインが手に入るので、実質1.3%還元になります。
SKYコインはSFC修行に最適

SFC修行とは、ANAの上級会員資格の「スーパーフライヤーズカード(SFC)」を取得を目的とした修行のことで、これを手に入れることができれば、ANAラウンジ(カードラウンジとは違う)や優先搭乗、特典航空券の予約しやすさなどの特典があります。
よく、飛行機に搭乗する際に、真っ先に案内される人というのはこのSFCを持っている方となります。
この修行は結構厳しいものがあるのですが、ANAカードを持つことでその修行の難易度を少し下げることができます。
ここでSKYコインのメリットなのですが、このSFC修行において、マイルで購入した特典航空券というのは、このSFC修行の条件にはならないので全く意味のないフライトとなるのですが、SKYコインであればSFC修行にカウントされるので、SFC獲得に近づくことができます。
よって、300万利用で10,000コインを得られて、そのSKUコインで航空券を購入できるANAアメックスゴールドカードは、このSFC修行に最も適しているカードとも言えます。
ANA搭乗ボーナス25%加算

こちらは、他ブランドのゴールドカードと同じくANAグループ便に乗ることで、通常にもらえるマイルに加えて25%のボーナスマイルをもらうことができます。
区間基本マイレージ×クラス運賃倍率×25%
ANA便に乗ることでよりマイルが貯まりますよって話。他のゴールドカードと変わらないので優位性はなしですね。
飛行機に乗る際の特典

このANAアメックスゴールドカードは、飛行機に乗る際の特典が充実しています。
空港ラウンジが利用できる

国内対象16空港+ハワイ・ダニエル・イノウエ国際空港の計17空港でのカードラウンジを無料で利用することができます。
このカードでは、本人と搭乗券を持っている同伴者1名まで無料で利用することができます。
家族カードも同様なので、夫婦でカードを持つと最大4人まで出発前までをラウンジで過ごすことができて良いですね。
ただ、利用できる空港数が少し少ないのが欠点。国内の主要空港は抑えていますが、地方の空港になると使えない場所も出てくるのでつくづく地方住みの方に利用しづらいカードです。
プライオリティパス付帯

他のANAゴールドカードと差別化できる点として、プライオリティパスが付帯されることが挙げられます。
プライオリティパスについては、こちらの記事をお読みください。
ANAアメックスゴールドに付帯しているプライオリティパスは、年2回まで空港ラウンジを無料で利用することができます。
こちらは、レストランやスパの利用は不可でラウンジのみの利用になります。
同伴者は料金を支払わないと利用できませんが、家族カードを発行すれば家族カードにもプライオリティパスが付帯するので、夫婦やパートナーと2人同時にラウンジに入ることができます。
せっかく、他のANAゴールドカードよりも航空券支払の還元率が高く優位性を取れているのに、このプライオリティパスの年間利用回数が2回しか利用できないというのは非常に残念。
プライオリティパス自体で優位性は取れてますが、オマケ程度の利用可能回数なので、もったいない特典です。
飛行機にたくさん乗れば乗るほどマイルが貯まりやすいカードなのに、この利用回数は残念過ぎる。
国際線だとビジネスカウンターを利用できる

ANA国際線でエコノミークラスの利用でも、ビジネスクラス専用カウンターを利用することができます。
国際線は非常に混むことが多いので、ビジネスクラスのカウンターを利用できるとなると、短い待ち時間でスムーズに搭乗手続きをすることができます。
国際線だと搭乗に間に合うかどうかをヒヤヒヤすることが多いですが、この特典を利用することでそんな心配をすることなく、落ち着いて搭乗することができます。
手荷物無料配送サービス

海外旅行からの帰国時に空港から自宅までスーツケース1個まで無料で配送してくれる手荷物無料宅配サービスも特典として付帯しています。
家族カードにも付帯しているので、夫婦やパートナーで家族旅行から帰国して手ぶらで自宅まで帰ることができます。
ANAアメックス一般カードにも付帯しているサービスですが、こちらだと羽田空港は対象外。しかしANAアメックスゴールドカードは羽田、成田、関空、中部の4空港で利用できます。
旅行保険も充実

旅行保険も充実していて、補償金額も割と高額です。が、他のゴールドカード並みであり利用付帯でもあるので、保険に関してはJCBワイドゴールドカードの方に軍配があがります。
| 死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
| 傷害治療保険 | 300万円 |
| 疾病治療保険 | 300万円 |
| 賠償責任 | 4000万円 |
| 救援者費用 | 400万円 |
いつも書いていますが、大事なの死亡・後遺障害の部分ではなく、傷害・疾病治療保険がどれだけ補償されるのかというところです。
海外だと病院にかかるだけで莫大な金額を請求される可能性があるので、補償金額はナンボあっても良いですからね。
それで、このカードの補償金額は高くもなく、安くもなく、他のゴールドカードと同等といったところです。年会費34,100円もするのにね。
携行品損害保険の補償サービス終了

2026年7月より、旅行先で破損や盗難にあった際に保険金が支払われる携行品損害保険が、このカードだけでなく、AmericanExpressブランドのほとんどのカードがこの保険を終了する改悪が発表されました。
海外旅行でiPhoneやカメラなどは高額で盗難に遭うことというのは、結構起こりえることなのですが、その保険が無くなってしまうのは結構痛い改悪です。
この改悪だけでカードを発行をためらうほどでもないですが、ちょっと不信感は出てしまいます。
再度結論、クレカまるは作らない。オススメするべき人はお金に余裕があって都会に住んでいる人

冒頭に書いた通り、このカードを使いこなせる人というのは、お金に余裕があって、東京、大阪、名古屋、福岡あたりの都会に住んでいる人になります。
お金に余裕があるところについては、まず年会費が34,100円と高額なところと、家族カードがまさかの17,050円と他のANAゴールドカードよりも高額でも何とも思わない人という点です。
主な特典を紹介してきましたが、だったら半額以下の他のANAゴールドカードで良くね?という特典ばかりです。
年会費が2倍以上の割に、特典は1.2倍程度の印象です。
特典だけ見れば良い特典、だけど他のカードと比べて34,100円も年会費する特典???となってしまうのがクレカまるの意見です。25,000ぐらいの年会費であれば選択肢に十分入るカードだと思います。
あと、年間300万円決済するとANASKYコインが10,000コイン獲得できる特典と、入会キャンペーンの決済条件が短期間で高額決済しなければいけないところを見ると、やっぱりお金に余裕がない人しかできません。
正直、そこまで決済できる人であれば、別のカードであればもっと良い特典あると思うので、わざわざこのカードを選ぶ必要はないのかなと思います。
そう考えるとこのカードは高所得者層を狙っているのですが、そうすると特典が微妙になってくるので選ばれづらいカードになるのかなと思います。
あとは、このカードに限らず、AmericanExpressブランド全体的に特典を活用するのには、田舎住まいの人よりも都会に住んでいる人の方が有効利用できるのかなと思います。
手荷物無料配送サービスなんかは、車移動じゃなく電車で移動することの多い都会の人が空港からの帰りで、手荷物が多いと電車で移動しづらいというところから、オススメできるサービスなのですが、
田舎だと、空港まで車で移動する人が多いので、別に手荷物は車に積んでしまえばそこまで手荷物に困ることがないですよね。
そうなると、お金に余裕があるわけでもなく、ド田舎に住んでいるクレカまるはこのカードを作成するべき人に全く当てはまらないので、ANAJCBワイドゴールドカードを発行するに至りました。
そのカードもド田舎に住んでいると特典をフル活用できないけど、年会費がまだ高くないしね。
お金持ちには非常にオススメのカード

散々、こき下ろしましたが、お金に余裕のない庶民の遠吠えと聞いてください。
AmericanExpressブランドはカッコいいし、T&Eカードというだけあってエンタメの部分では尖った特典もあります。

ワインの特典だったり、USJの特典、お金持ちは好きそうなアートの特典なんかもあります。
これは他のANAゴールドカードにはない大きな差別化点なので、欲しい方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)
もう一度オススメできる人は以下になります。
これに当てはまる人はぜひ申込してたくさんマイルを貯めて素敵な旅行を楽しんでください。
年会費がマイルドなANAアメリカンエキスプレス一般カードについての記事はコチラ